News牧陵会からのお知らせ
横浜緑ケ丘高校の元校長田中時義様がご逝去されました
緑高情報横浜緑ケ丘高校の元校長田中時義様が去る7月15日、道志村でのボランティア活動中に運転しているショベルカーが横転し挟まれてお亡くなりになりました。葬儀は近親の方により執り行われました。ご冥福をお祈りします。
緑高の創立90周年事業にご尽力され、特に校史資料室の整備には、設備、資料展示共にお力を注がれ、大きな成果を上げられました。学校の歴史の9つの場面を演劇とした脚本を制作し、90周年記念の集いにおいて、生徒が一部を朗読劇として上演しました。
また、増川重彦様から奨学金を拠出いただくにあたり。増川様のご意向を踏まえ、経済的理由によるのでなく、主体的な学びの計画に基づく実践活動の奨励として制度を検討され、生徒の活発な応募を受け、独創的な制度として評価をいただき、9年目になります。
夏に開催の野球、サッカーの試合の応援に出かけられ、牧陵会のスポーツ応援隊とともに応援の機会も多く、更に退任後も、在職時の生徒が卒業した同期会からの出席要請に応えられ、牧陵会長とともに出席する機会が何度かありました。
創立90周年事業の後、創立100周年に繋げるよう、学校、後援三徳会、及び牧陵会の三者による委員会の継続を図り、それを基に現在の100周年事業委員会が設置されています。最近も何かと相談に応じていただいているところでした。
校史資料室の設備の制作のほか才能豊かな方でもありました。退職後も牧陵会の緑樹会に出展いただき、先の4月にも絵画を数点出展されていました。
ここ数年は創作活動などで道志村に居住されており、今回のボランティア活動もその中の一つであったと推察します。
以上、牧陵会とのつながりの中で田中様の才能、ご尽力について申し上げましたが、勿論、本来の教育、そして校長という管理職においても傑出した活動をされていたところであります。不幸な事故に遇われましたが、多くの場面でいかんなく才能と力を発揮されたことと思います。改めましてご冥福をお祈りします。
令和5年8月4日
牧陵会会長 池田加津男